2014/07/16

君は我が定め

19920822白泉寺

人は誰でも幸せを求めて生きていると思います。
なぜなら、幸せになることこそが人生の目的であるからです。

ところで、幸せとは一体何でしょうか。人はどうなった時に幸せを感じることができるのでしょうか。

当然のことながら、幸せとはお金で手に入るようなものではありません。そうでしょう?
幸せとは、愛しあう二人が一緒になって「家庭」を作り、辛苦を共にしながらも末永く愛に溢れた
生活を実感できたときに、しみじみと心に湧き上がってくる喜びの感情であると思います。

人は男と女が愛し合って結婚し、「家庭」を築きますが、そのような「家庭」は人生における大切な
愛の学校なのであり、人生の出発点なのです。

結婚以降の愛を中心とした「家庭生活」を順を追って考えてみると、次のようになるといえるでしょう。

(1)結婚によって「家庭」に新しい命である赤ちゃんが誕生すると、赤ちゃんは両親の愛を一身に
受けてすくすくと成長していきます。
そして、赤ちゃんの愛らしい姿を見るとき両親は心が癒されます。特に赤ちゃんが親の顔を見つめ
ながらにっこりと笑った瞬間、母親も父親も無上の喜びを感じるのです。
この笑顔は子供が親に対する生まれて初めての恩返しなのですね(子女の愛)。
(2)赤ちゃんが成長していく中で、言葉や立って歩くことを覚え始める頃には、赤ちゃんはもはや
赤ちゃんではなく幼児とか子供とか呼ばれるようになります。そして、子供に兄弟姉妹が加わると、
子供たちはお互いに労り、助け合うことを学んでいきます(兄弟姉妹の愛)。
(3)子供達はいろいろなことを学習しながら心身ともに成長し大人に近づいていきますが、
いよいよ年頃ともなれば異性に対する愛に目覚めます。そして伴侶が見つかると結婚し、
お互いに「ために生きる」を実践しながら愛し合う二人の新しい生活が始まります(夫婦の愛)。
(4)夫婦に赤ちゃんが生まれると、親は赤ちゃんに向かって全力で愛を降り注ぎます(父母の愛)。
同時に、子育てを通して親自身の人格形成にも自然と磨きがかかっていきます。

人は、これら四段階の大きな愛を完成することによって永遠の幸せを掴むことができます。
このような愛に満ち溢れ、為に生きる人たちが集まれば、社会にも愛が満ち満ちていくことに
なります。
そして、そのような社会では戦争や葛藤といったものは存在しなくなり、幸福な社会が築かれて
いくでしょう。これが即ち、私たちの人生の目的なのです(T)。
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