2014/03/18

不幸は幸福への始まり(その8)

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教会は以外にも家の近くにありました。
自分から進んで一人で初めていく教会でした。
いよいよ自分の考えで行動する時が来たのだと思いました。
母には何にも言わないで出かけました。

しかし、親の目は鋭いものです。帰ってきた私に、どこへ行ってきたのかと聞いてきました。
「教会に行ってきた」というとすごい剣幕で怒鳴りつけ、怒ってきました。「そんなところには行くもの
ではない」と。
またまた私はいつものように言い返すことすらできず、ネコに睨まれたネズミのように小さくなって、
ただただ黙って聞いているだけでした(ちなみに私はネズミ年です)。
母にこれだけ厳しく反対されると、二度と教会にいくことはできませんでした。

さて、これから私はどう生きればいいのかと考えました。
結婚をしないで一人で生きていく才能や自信など全くありません。
職場の先輩たちのように結婚して幸せになるのだと思うことはありませんでしたが、親が願うことは結婚
なのかと感じました。

そして、縁があり私も結婚することになりました。
母親が反対することで、また自分の思う方向に行くことができませんでした。

しかし、母の言うことを聞くことで、それから28年後に私の人生や家庭を大きく変えるものすごい出会い
に繋がるとは予想だにすることができませんでした。

自分の思う通りに生きられないことに対して、いつも「自分は不孝者である」と思っていましたが、
いよいよ幸せへの道が開けてきたのです(C)。



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