心の豊かさの回復を

親子3代が共に暮らすという古き良き時代から、いつの間にか核家族化が進行し、玄関ドアの鍵一つで外界と遮断できる便利さが尊ばれる時代に変化してきました。
これを生活の改善と呼ぶべきか、改悪と呼ぶべきかは賛否両論かも知れません。
しかし、これと並行して、地域との関係性がだんだん希薄になってきていることだけは誰もが認めるところでしょう。
物もなく、お金も乏しく、ちょっとお隣に醤油を借りになどということが普通に行われて、人間関係にそこはかとなく温かいものがあった昭和の初期の時代はもう遠くになってしまいました。
それとは反対に、技術開発は留まるところを知らずに急速に進み、私たちの生活は一変して頗る便利な時代を迎えています。
今は令和の時代が幕あけして間もありませんが、物の豊かさとは逆に心の豊かさが損なわれてきているように思われます。
来る日も来る日も終わることを知らない事件報道の多さを見てもよくわかります。
人は本来、地域とのつながりと支え合いの中で生きています。
それぞれがそれぞれの人格を認め合い、お互いに助け合いながら生きていける世界が実現すれば、忌まわしい事件の数も
減るでしょう。
家庭内だけではなく、学校においても幼児期から心の教育に本気で取り組むことが求められています。
。
スポンサーサイト