2016/09/18

誰のせいでもないのです

19920822白泉寺a
統合失調症は、脳内の情報を伝えるドーパミンやセロトニンといわれる神経伝達物質の
バランスがくずれて起こる病気です。
ご家族や本人が何かをしたから起こるという病気ではありません。
単純に育て方とか環境とか遺伝であるとかの問題だけで発症するのでもありません。
ですから、ご家族がご自身を責めるようなことはしないでください。

統合失調症を発症した本人は、今まで体験したことのない不安な状態におかれていて、
他人への不信感が増したり、閉じこもりがちになったりします。
家族はこのような本人の姿を見て、「なまくら者」とか「わからず屋」のように誤解し、
ついつい叱りつけたくなったりしがちです。
でも、これは本人の本来の姿ではないのです。
統合失調症という病気のせいなのです。


ですから、ご家族としては「私たちはあなたの味方よ」というメッセージを本人に送りながら、

病気で苦しんでいる本人を優しく理解してあげることが大切です。

このような家族の接し方如何が病気の回復に対して大きな影響を与えるといわれています(T)。
スポンサーサイト



2016/09/02

子孝行

20081015夢の平DSC_2985b
世間一般では、親は自分の子供に親孝行をするように教えてきました。
でも、子供が親孝行をしたいと思うようになったときには既に親は亡いというようなことが良く言われます。
どうしてこうなるのでしょうか??

それは、親が親の勝手な願いをただ単に自分の子供に押し付けているだけのために、
子供には親の愛情というものが伝わりにくかったためではないでしょうか。

では、どうすれば・・・・・・・?

以前にも書きましたように、
親は、ロウソクの灯のように自分の身を削ってまでも子供の為に尽すのです。
何の代償を求めることなく、尽しても尽しても限りのない真の愛で子供を育てるのです。

これはまさに「子孝行」であるといえます。
こうすることによって、子供が限りない親の愛を感じて「親孝行」をするのです。
家庭平和の基本がここにあります(C)。