2022/05/11

統失病よ! 飛んでいけ!!

19930206大船フラワーセンター ネムの花aa




親が変われば子も変わる。

 これは、家族SST(家族のための社会生活技能訓練)の第一人者である高森信子先生が口を大にして説いていらっしゃる

言葉です。

 「傾聴、共感、受容」こそが回復への近道。

 即ち、病気の子供に対しては、親の理解と愛情こそが回復に導く最良の薬であるということですね。

 妄想や幻覚に際悩ませられ、時として悪言雑言や暴力に走ってしまう統失の子に対しては、

例えそれが病気のせいだとわかってはいても、

  ”何をいつまで馬鹿げたことを・・・”という腹立たしい気持ちと、

  ”早く治してやりたいという焦りの一心”

でついつい叱りつけたりしてしまい勝ちです。

 しかし、その結果はいわずもがなです。 焦るまい、焦るまい!!

  急がば廻れ!!

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2021/12/20

年の瀬に

20011020小田代が原1da
今年もまたコロナに明け、コロナに暮れようとしている中で、

記憶に残るような良いことといえば何があっただろうかと

自分の心に問いかけてみたとき、・・・・・??



 それは、仮に平凡な毎日の1年間であったとしても、

重大ではないが体調に少しづつ異変を感じるような年になってきたとしても、

家族みんなが何とか無事に新年を迎えられそうに思えるとき、

それだけでありがたい、有難いと喜べるようになりました。



 この頃、年を感じるようになると余計に年取るのが早まる気がします。

僕は脊柱管狭窄症が原因で徐々に足腰の衰えが強まってきたし、

また最近は常にではないが、時々の耳鳴りも大きくざわめくように

なってきました。

でも、健康な体に戻りたいと欲張ってもならず、

お互いにほどほどの健康状態が来年も維持できると良いと思っています。



 ほどほどに良い新年が迎えられますように。
2021/08/23

心が辛いとき

20020921日向薬師21a

心が辛いとき

もしも、天変地異の大洪水によって新築したばかりの家を失ってしまっただけ
でなく、最愛の伴侶やまだ幼い息子、娘まで濁流に呑まれて帰らぬ人となったら、
貴方は何とするでしょうか。
きっときっと半狂乱になっているかも知れません。

そして、こんな辛い状況が延々と続いていると、貴方は人生に絶望を感じるで
しょう。それでも貴方は生きられますか。

人の一生の中にあっては、ここまでの大波でなくても
腹が立つ、ここから逃げ出したい、「いつまでこんな地獄が続くのだろう」と
不安になることがあるでしょう。
出口のないトンネルを突き進んでいるように感じるかもしれません。
地獄の中にいると錯覚することもあるでしょう。

延々とつらい状況が続く中、絶望を感じたら、次の3つを思い出してください。
「夜」「雨」「嵐」です。
それは「どんなつらいことも、必ずいつか終わる」ということです。
明けない夜はありません。
止まない雨もありません。
過ぎ去らない嵐もありません。

暗い夜も、いずれ明けます。
土砂降りの雨も、いつか止みます。
猛烈な嵐だって、いつか過ぎ去ります。


2021/06/15

ヤングケアラー

20040107上市より09a


ヤングケアラー。
これは、一般にはまだなじみの薄い言葉かも知れない。
障害を抱えた肉親やきょうだいを介護するために自己を犠牲にしてまでも一生
懸命に尽くしている小中高生の若者たちのことを指して使われる言葉である。

このような子供たちは、日本ではおおよそ20人に1人の割合で全国に存在す
るといわれている。
北欧では、数十年も前から福祉の対象として手厚く迎い入れられているようで
あるが、日本では彼らに温かい目で接する周囲の心配りや福祉行政の支援が
まだまだ遅れている。
本来ならば遊び盛りのはずが、友達からの誘いも断らねばならず、その都度
断る理由にうそをついたりするうちに仲間はずれにされてしまい、それが不登
校の原因にもなったりしていると思われる。

そのような環境にあって、障害に苦しむ肉親やきょうだいの介護をするのは
人間として当然と思いながら、自分を犠牲にしてまで我慢する忍耐力の強さ。

そればかりか、病気や障害を持つ人に対して深い思いやりのある素晴らしい
人間性を自ら育んでいる子供たちである。

かれらがもっと子供らしい時代を送れるような支援が求められる。
2021/04/02

親のぼやき

1.精神に障がいを持つ当事者のお母さんの話:

   「私の育て方が悪かったのでしょうか。40歳も過ぎているのに働くことも
  せず、たまに口を開けば文句ばっかり。病気のせいとはわかっていても
  腹が立ってしまう。」

   家族は、そのかかわりの中で時に苦しみ、時として自らに対して否定的
  になったりもします。

   幻聴、妄想との共同生活。当事者である息子も辛いが、それを聞かされ
  る親である自分 も辛いのです。

2.精神科医に一言:
  1)精神科医:薬はきちんと呑みましたか。
     当事者:時々しか呑めませんでした。
    精神科医:処方どうりに薬が呑めないような患者はうちの病院には
    二度と来るな!!

      とんでもない精神科医ですね!!

  2)処方した薬によって症状はどう変化したかということばかりを気に
    していて、当事者の日常の生活ぶりや困りごと、家庭内での状況な
    どに耳を傾けて共感したり、励ましたり、褒めたり一切しようとし
    ない薬をだすことしかしない能無しの精神科医。

       当事者とのかかわり方について、精神科医ももっともっと勉強
       してもらいたい。

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